最近のニュースをにぎわすものに、中国産の毒入り食品があります。このニュースを皆さんはどのように感じておられるのでしょうか。私は、非常に大きな問題提起があると感じております。それはただ単に、中国産が危険だとか安全だというレベルではありません。日本の食料自給率が39%しかなく、その数値は先進国でずば抜けて低いということに危機感をどれだけの人が抱くことができたのでしょうか。アメリカは120%を超えており、オーストラリアは200%を超えております。日本では61%に及ぶ食料を海外に依存しなければ皆が食べていけないという現実があります。そしてそのほとんどの食材はほとんどチェックされずに他国任せとして輸入されているということが世界中に知れ渡ったのです。つまり、皆さんがお食べになっている食品の6割は何が入っているのか検査も受けずに食卓に並んでいるというのです。これは非常に怖い事実なのです。しかし、なぜ食料自給率がこれほどまでに低くなっているのでしょうか。それは、日本の生産者がいくら良いものを作っても消費者が安価なものを求めていった結果になります。良い食材を作るためには手間もコストもかかりますが、そこで安価な食材と競争しても勝つことはできません。そのため、本物を提供する日本の第一次産業はどんどん衰退したとされております。したがって、今回の事件で日本国民が国産の本物を求めていってくれなければ、自給率を上げることは不可能だと思われます。 このニュースの裏で、今日本で言われている問題に医療崩壊があります。地方のみならず、東京圏の中でも病院が潰れはじめており、多くの病院が赤字経営を余儀なくされており、今後ますます病院や診療所の倒産が増えることが予想されております。このことを多くの方々は他人事のように感じているようですが、これは近い将来、自分に病院が必要な時が来ても受け入れ先がないことを意味するのです。誰が病院に入れるのでしょうか。おそらくよほど強いコネクションを持っている人、またはお金持ちでしょうか。それではアメリカと全く同じ状態になってしまうのでないでしょうか。しかし、小泉元総理大臣は国会の中でも、食育のこと、マクガバンレポートのこと、社会保障の前に国民の自己管理を求める発言をしており、今の状況の布石を引いていたと私は考えております。アメリカはマクガバンレポートを機に30年前から病気を自己責任とし、自己管理を国民に促しました。その結果、90年代より癌の罹患率、死亡率ともに下がり続けているという現実あるのです。日本人も病気を見つけることよりも、私たちの身体を作り上げる食材がろくでもない場合、私たちの身体がどうなるのかを真剣に考えなければならないことに気づくことが重要なのです。