日本の医療は最先端と言われ、医療費は総額32兆円にものぼります。この費用は国家予算の半分に近い金額で、国債の40兆円に匹敵するくらいの金額になります。日本には、MRI総数がヨーロッパ全土よりも多く、CTに関しては欧米のなんと3倍もこの狭い国で稼動していると言われております。莫大な医療費を使い、医療機器をこれほど携えて、早期発見、早期治療を促してきた現代医学ではありますが、その結果はどうでしょうか。
昭和30年ごろ、癌を含めた生活習慣病で亡くなった方の割合は30%にも満たなかったのですが、現在は、約70%の人がこれらの病気で亡くなっているという現実。しかも癌で亡くなる方は増加の一途を辿り、今や亡くなった方の3人に1人以上が癌で亡くなるという現実。脳卒中で亡くなる方は減じてきておりますが、脳卒中になる方は昭和60年頃の何と1.5倍にまで増えているという統計的な数字が出ております。
これからの医療に望まれることは、単に事後処理の医療ではなく如何に健康を維持して病気にならないように生活を送れるように指導していくことだと思います。
そのためには、莫大な医療費を費やしながら、医療機器は最先端で数も欧米以上に携え早期発見早期治療(二次予防)で進んできた医学に対し、疑問符を投げかけ、本来の一次予防、つまり病気にならないようにすることを皆さんと一緒に考えていくことだと思っております。